会長挨拶

同門会会長メッセージ

CEO

同門会会長  奥村 栄次郎 (昭和56年卒)
 

令和3年12月5日開催の第49回同門会総会で選出され、私は第10代日大整形外科同門会会長を拝命しました。副会長に佐藤賢治先生(平成3年卒)と大幸英至先生(平成13年卒)に就任していただき、幹事20名、および監事2名とともに同門会役員会はワンチームにまとまり一丸となって同門会を盛り上げていくことを目標にします。
 私は、30年前に鳥山貞宜教授が第2代同門会会長を務められていた時に役員に就任して以来平良勝成前会長まで、すべての会長の下で同門会役員をさせていただきました。この度はその経験を活かし、現在の同門会会員の気質に適合した同門会に微調整していこうと考えています。基本的には、本同門会のような任意団体は会則、規約を遵守することが重要です。このことを逸脱すると何でも在りの組織になってしまいます。もし時代錯誤と判断できるような不都合な事例が生じた場合は、会則および規約を変更することを総会で審議するという手順を厳守します。
 同門会役員会の組織構成の中に総務委員会を新設します。役員会の開催前に議題の準備と資料の検討をする場が必要だと常々感じていました。役員会での審議事項に対する質問には会長、副会長及び総務委員会出席者が返答するようにして、その場での対応を潤滑にし、懸案事項を少なくし、重要事項の審議時間を多く取れるようにしたいと考えています。この2年間はコロナ対応で役員会での審議不足を感じていました。役員会の開催方法は可能な限り感染対策を順守し対面またはハイブリットでの開催を基本とし、役員からの活発な意見を求めていきます。
同門会会員の中には、勤務している医療機関で整形外科医が自分1人の先生が多くいらしゃいます。コロナ禍で診療に関わることの情報不足を感じ、不安を募らせているのではないでしょうか。整形外科診療に関する学術的なことは、オンラインの研修会が頻回に開催されようになり、自宅に居ながらにして学会に参加し、日整会の単位が取得できるという便利さを感じている先生も多いと思います。しかし、一方通行の情報提示になっていることが多く、その事が本当に自分が一番知りたいことなのか等の課題が隠されているように思えます。また、オンライン研修会では取り上げられることが少ない保険診療のことや経営のことなどは対面でのコミュニケーションの中でのみ知り得る重要な情報が多く含まれています。今こそ、同門会会員同士の対面での繋がりの場が必要だと切に感じています。コロナ終息の時期は誰も知ることはできませんが、コロナ禍であっても状況が許せば、令和4年上半期に第一回首都圏同門会支部会(仮称)を開催して、同門会会員の声を聴かせていただこうと考えています。また、12月17日(土)に同門会総会50回記念祝賀会を開催して、全国の会員が集まる場を設けるように準備します。
同門会会員の繋がりを大切にし、会員同士が対面で集まったときに楽しいと感じる時間が共有できるそのような同門会になるように尽力する所存です、ご協力を宜しくお願いします。(令和4年1月末日)