同門会会長メッセージ
同門会会長 奥村 栄次郎 (昭和56年卒)
私が第10代日本大学整形外科同門会会長に就任してから4年が経ち、令和8年12月の同門会総会からは3期目に入ります。私の同門会に対する基本方針は、同門会会則第2条に記されているとおり、日本大学医学部整形外科分野との連携を深め、会員相互の親睦と互助を図りながら、本会の発展に寄与することです。そのために、私は3つの柱を中心に活動を進めています。
1.会員への情報提供
私は同門会会員へ整形外科アカデミアの動向だけでなく、診療に直結する医療保険制度や医療経営に関する情報を幅広く届けることが重要だと考えています。
特に、日々の診療を一人で担っている会員にとっては、「自分の治療方針が時代遅れになっていないか」という不安を抱きやすく、これを和らげる情報提供は同門会の大切な役割です。コロナ禍以降、診療報酬が公定価格であることから、物価上昇や賃上げの影響で医療機関の経営は一層厳しくなりました。適切な診療を維持するためには、これまで以上に費用対効果を意識した判断が求められています。開業医においては、整形外科の専門知識だけでは対応しきれない場面も増えてきました。こうした状況の中で、同門会が情報発信を担う意義はますます大きくなっています。会員が時代の流れに取り残されないよう、互いに声を掛け合うことの大切さを常に伝えています。
2.会員の親睦の場づくり
歴代の同門会会長は、ゴルフ大会やスキー大会などを通じて、会員同士が卒業年度を超えて交流できる場を築いてきました。 現在は、12月の同門会総会・懇親会に加え、夏の親睦の場として「同門会納涼会」を企画し、これまでに3回開催しています。毎回40名ほどの会員が参加し、総会よりも気軽な雰囲気の中で近況を語り合い、楽しい時間を共有しています。この会では、10年後の自分の姿を想像するヒントが得られます。先輩方のライフスタイルは、今後の自身の活動に大きな参考となるはずです。現在の同門会の課題は、同門会のイベントに遠方の会員の参加が少ないことです。「わざわざ来て良かった」と言っていただけるような会に育てたいと考えています。納涼会を同門会の年中行事として定着させることを目指しています。
3.同門会誌の発刊
令和8年度に発行する同門会誌は第47号となります。毎年、同門会総会の際に参加者へ同門会誌を直接お渡ししています。近年、印刷費や郵送費の高騰により学会誌の電子化が進み、冊子が届く機会は減りました。同門会でも電子版をウェブサイトに掲載していますが、会員が確実に目を通してくださることを考えると、現時点では冊子として配布する形を維持すべきだと判断しています。同門会誌の充実のため原稿及び近況報告の投稿を宜しくお願いします。
その他の取り組みとして同門会員の医療施設の事業承継の橋渡しを検討していましたが、近年は、この分野に企業が急速に参入し、同門会が担う余地は小さくなりました。事業承継には注意すべき点が多いため、必ず同門会員に相談してから判断されることをお勧めします。
同門会のさらなる発展のため、今後とも会員の先生方のご協力をお願い申し上げます。






